親子で楽しめる！わかったさんの絵本が33年ぶりに新作登場

“わかったさんのおかしシリーズ”をご存知でしょうか？
先日、本屋さんで絵本コーナーを眺めていたらビックリ！2024年、わかったさんのおかしシリーズの新作が33年ぶりに発売されたというのです。小学生の頃に図書館で出会い、社会人になってからもたまに図書館に訪れて読んでいたお気に入りの児童書。33年ぶりの新作“わかったさんのスイートポテト”と、今年発売された“わかったさんのチョコレート”を手に、どきどきしながら夫におねだりして購入し、家に帰ってさっそく読みました。

わかったさんのおかしシリーズとは？

“わかったさんのおかしシリーズ”は、クリーニング屋の娘、「わかった」が口癖の“わかったさん”が、配達の途中で巻き込まれる不思議な世界でお菓子作りに挑戦する物語です。クッキーやシュークリームなど全10巻。登場したお菓子のレシピが巻末に載っているので、お菓子作りを実際に楽しむこともできます。

調べてみると、作家・寺村輝夫さんの発想を絵として形にしてきた永井郁子さんが物語と絵を描き、新たにスタートしたのが今回購入した“わかったさんのあたらしいおかしシリーズ”とのこと。

ポップでかわいらしいイラストと、寺村輝夫さんの世界観を受け継いだ楽しいストーリー展開が魅力です。

ちなみに、小学生の頃“こまったさんシリーズ”も同じく楽しんでいたのですが、こちらはわかったさんと同じ寺村輝夫さん作、あかね書房出版で、絵は岡本颯子さん。正確には“おはなしりょうりきょうしつシリーズ”だそうです。こちらも全10巻。

新作第1弾『わかったさんのスイートポテト』

新シリーズの第1弾として登場したのが『わかったさんのスイートポテト』。秋の味覚であるさつまいもを使ったお菓子で、つぶして、まるめて、焼き上げるまでの工程が楽しく描かれています。

子どもが自分でも作ってみたくなるような内容で、読み聞かせを通して「やってみたい！」という意欲を引き出してくれそう。

新作第2弾『わかったさんのチョコレート』

第2弾となる『わかったさんのチョコレート』には、オーストリアの伝統的なチョコレートケーキである“ザッハトルテ”が登場します。いつのまにかお城のシェフのアシスタントになってしまったわかったさんが迷い込むチョコレートのいずみは、まさに夢の世界。

まだ2歳の息子。チョコレートを食べたいと言わないかひやひやしながら、楽しく読んでいます。

読み聞かせをもっと楽しくするコツ

公式によると、わかったさんのおかしシリーズの対象は小学校低学年から。2歳の息子にはじめて読み聞かせたときはあまり興味がなさそうにすぐ本を閉じられてしまいましたが、私が一人で何度も読んでいるからか、自ら本棚から取り出してページをめくるようになりました。

絵本を読むときに気持ちに余裕があれば、子どもに問いかけながら読み進めるのがおすすめです。「次はどうなるかな？」「これ作ったことある？」など、参加型にすることで子どもの興味を惹きます。息子には、「好きなさつまいもだね」「いくつあるか数えてみようか」などと話しかけています。

擬音語を一緒に声に出して読んだり、混ぜる真似を一緒にするなど動きを真似るとさらに盛り上がります。

シリーズで揃えて楽しもう

“わかったさんのおかしシリーズ”は、クッキー、シュークリーム、ドーナツ、アップルパイなどの過去作も大人気。今回のスイートポテトとチョコレートの登場で、ますますバリエーションが豊かになりました。

本棚にシリーズを並べておくと、「今日はどれにしよう？」と子どもが自分で選ぶ楽しさも増えます。

おうち時間にぴったりの知育アイテム

暑くて長時間の外出が難しい日も多い今、絵本はおうち時間を充実させる大切なアイテムです。

“わかったさんおかしシリーズ”は、読むだけでなく、実際に作ってみたくなる内容が満載。絵本→会話→実体験という流れが自然に生まれ、親子の絆も深まります。

子どもだけでなく大人も惹きこまれるわかったさんの世界。美味しい夢が見られそう…